Decathlonの使命 – Decathlon(デカトロン)の軌跡(第2話/全3話)

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Decathlonの使命 – Decathlon(デカトロン)の軌跡

学ぶ意欲と実践

Decathlon-fondations-sportifs-satisfaitsストアの足場が固まり、もう一歩先へとコマが進みます。

Stanislasはフィッシング、Benoîtはハンティング、Stéphaneはサイクリングと、それぞれ担当部門を定めました。

この初期の時期から、その哲学は明確でした。ストアに来ていただいたユーザーのみなさまへの提供やサポートを考えれば、職場を離れた時間でも、常に担当分野についての知識・経験を積み上げておかなければなりませんでした。このルールはDecathlonパートナー全員に適用されました。

“Michelからはこんな言葉をかけられました。’サプライヤーと釣りに出掛けなさい。‘ ってね。” そう話すStanの表情には、笑みがこぼれていました。BenoîtはManufrance(ヴィンテージ自転車などを扱うメーカー)を説得し、数日間の実地研修へ。そのおかげで、昇進へと繋がりました。

“充実したラインナップと手頃な価格、この2つの魅力が功を成し、誰もが身近に楽しめるスポーツは、すでにかなえられたも同然でした。来る日も来る日も、毎日が学びでした。今日という日はいつも、明日へそして未来へと向かうスタート地点。日々、冒険は続いています。”

学ぶ意欲と実践。それは、私たちDecathlonに息づくDNAであり、Michel Leclercqの信念を表しています。キャンパスと名付けられたDecathlon本社では、フランス国内及び海外のスタッフを対象にした研修が行われています。そこでは、この思想がいまなお受け継がれています。

Benoît Poizatが発信するもう一つのメッセージがこちらです。 “私が伝えたこと、あなたが今実行していること、そして2つの類似点。この3つをよく観察してみるのです。”

Benoîtの説明は続きます。
“いつもチームの若いメンバーにこう尋ねるのです。’レベルに関係なく、スポーツへの熱意を持ち合わせた人々と、スポーツをしていますか?今なお、ユーザーの視点に立てていますか?購買力を掻き立てるものとは何か、考えていますか?‘ 1976年の創業以来、Decathlonの成功を陰で支えてきたこの秘策のアプローチ。今後も廃れていくことはないでしょう。
このように、私たちがいつも敬意の念を抱きながら、実用的で革新的な製品をお届けしていていることを、ユーザーのみなさまはご存知でしょう。だからこそ、ユーザーに愛されるDecathlon、ユーザーを決してがっかりさせてしまうことのないDecathlonであり続けられるのです。”

1976年7月の時点で、すでにユーザーとの距離は直接的なものでした。マネージャーのオフィスとして設けられた場所。それは、ストアの一角にありました。 “列のずっと先にはテーブルの付いた演台が置かれていました。” Stanislas Ernoultは当時のその風景を思い出します。

“ユーザーは、直接ストアへと足を運んでくださいました。互いの顔を見ながら、質問についてお答えすることができたのです。” 販売スタッフが着用するバッジには “Sportifs satisfaits, c’est mon métier(スポーツを行う人々をハッピーにすることが、私の使命です。)” という言葉が書かれていました。

時を経て、それは今日のスローガン “satisfied or satisfied(※この言葉には、ユーザー満足の徹底追及を目指す強い意志が込められています。)” へ。その形を整えながらも、ユーザーのみなさまを大切に考えるその思いは、変わることなくそして絶えることなくずっと未来へと引き継がれているのです。

奮闘の日々

michel-leclercqユーザーを大切に考える思いが、物事の判断基準。そうは言いながらも、運営、広告、管理などのすべての分野においては、まだ十分な対応が成されていませんでした。

率先力と自信。まだ生まれて間もないビジネスにおいて、カギを握る要素でした。Leclercqならではの手法です。 “私たち全員が一体感に包まれていました。” Didier Decaramerが振り返ります。 “毎日仕事が本当に楽しくて仕方ありませんでした。共にスポーツを楽しんだ数々の懐かしい記憶もよみがえります。”

当時Englosストアはファミリーやこどもの時間である水曜日・土曜日を除き、午後のみの営業でした。それに合わせて、グループでの共有体験となるスポーツ活動は、午前中に行われていました。

“しかしながら、ストアの華々しい成功により、朝のスポーツ活動はわずか6か月で終了に。すぐに週に6日の営業日と、午前中も午後もフルオープンの営業時間へと変更されました。”

’パイオニア魂‘ を受け継いだBenoîtはこうも述べています。
“Michelは、チームの指揮を執り、育て、チームに結果を共有しました。Michelの言葉を、今でも鮮明に覚えています。’使命を見出したなら、すぐに行動に移すこと。みんなを信頼しているから。‘”

1976年、まだ24歳のBenoîtには、ストアをオープンさせた経験なんて、過去にありません。熱心に耳を傾け、意見を交わし、仕事に打ち込みました。

Englosストアオープン直前のほんの数か月前、スタッフとして加わったのがGérard Allenetでした。ジグソーパズルの最後の1ピースがぴったりとはまるあの瞬間に似た感覚を覚えます。

“あの頃、私はスポーツに夢中でした。そんな時、ストア部門管理の求人が目に飛び込んできたのです。一か八か、幸運にかけて、挑みました。” ちょうどMichel Leclercqが統括サービスマネージャーの適任者を探しているそのタイミングと重なりました。

“Michelは会計、お手洗い、清掃、ストア入口でのショッピング用バッグの配布など、サービス全般に対して明確なビジョンを描いていて、私にそれらを話してくれたのです。’私に任せてください。‘ そう返しました。” Michelと仕事を共に進める私たち全員が、生き生きと輝いていました。
忘れもしないMichelの言葉です。
’アメリカスタイルで、ユーザーのみなさまをお迎えすること。お客さまが入って来られたら、“いらっしゃいませ。“と挨拶をし、バッグを渡すこと。来ていただいたことへの歓迎と敬意の心を同時に伝えることのできる言葉で、そのうえ満足してショッピングバッグをいっぱいにしていただけるのなら、なんとも素晴らしいことではないだろうか。’ 早速、初出勤日にそれを実践している私の姿がありました。”

仕事での学びは、創業メンバーが大切にする基本を踏襲することでもありました。同じ感覚を味わったスタッフは数万人、いや数十万人。Decathlon中を見渡せば、全体に広がっているに違いありません。

-> 次回「第3話 成長し続けるDecathlon」へ続く

この原文(英語)は、Decathlon(デカトロン)のグローバルコーポレートサイトでご覧いただけます。

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